GS二次小説 「せめて絶望のない世界をあなたに」
第015話
私はずっと眠っていた・・・
決して夢を見ることもなく、ただひたすらに。
しかしこの暗い世界でも自分の周囲のことくらいは分かる。
ほんの少し前、私が眠っている場所の前に突然中級神魔族クラスの巨大な力を感じた。
私にはどうすることも出来なかったが、なぜか恐怖というものは感じなかった。
私が感じた力は今まで私がかんじた事のないものだった。
霊力でも神力でも魔力でも・・・そのどれにも属さない・・・・・・いや、むしろその全てを内包するような絶対なる包容力を感じた。
その力を持つものは私の存在に気付いたが、特に何もすることなく街の方へ去っていった。
それから私に不思議な現象が起こった。
夢を見ることなく眠り続けていたはずが、時々夢を見るようになったのだ。
夢の中の私はハイカラな服に身を包み、人狼族の少女と戯れるといった夢だった。
夢の中の私には封じられる前の世界とは全く違い見たことのない物で溢れていた。
高速で走る鉄の箱、遠方の相手と話すことの出来る板・・・空を飛ぶ鉄の塊すらあったときは本当に驚いた。
夢の中の私は悪霊を相手にする職業を商いにしている女性のところに居候しているらしかった。
夢の中だというのにそれらから感じる物は本物に勝るかのような感覚だった。
話したことは覚えているし、夢の中で傷ついたときは痛みすら感じた。
不思議なこともあるものだ。そう思っていたのだが、一番不思議だったのが一人だけ顔の分からない人間がいたことだった。
他の人間や人狼は顔も声も分かるのに、そのたった一人だけは顔だけがどうしてもぼやけて分からなかったのだ。
その人間は私が居候している女性を見ては飛び掛り、毎回のように折檻を受けるということを繰り返していた。
夢の中の私もその映像を見て笑っていたが、私にはその人間がまるで何かを隠したいが為に道化を演じているようにしか見えなかった。
それが分かったのは私が夢の中の私を通してみているとはいえ、唯一客観的にその光景を見ていたからこそ気付いたのだと思う。
そして私は何故その人間がそのような行動を起すのか不思議でならなかった。
夢の物語は進みいつしか夢の中の私も顔の見えない人間に興味を持つようになっていった。
狐の姿になって頭に乗ってみたり、御揚げというとても美味しそうなものを脅迫して奢らせたり・・・
そんな毎日を過ごしていた夢の中の私は、いつしかその人間のことを好きになっているのだと私には分かった。
そのことを夢の中の私が自覚するのはまだ当分先のようだが、それから私自信にさらに不思議な現象が起こり始めた。
それは夢の中の私の感情というものを私も共有するようになったということだった。
それからは今まで以上にこの夢を見るのが楽しくなってきた。
夢の中の私が笑い、泣き、怒り、そういったものを感じるとき私も同様の感情を覚え、まるで本当に夢の中の私になっているかのように感じるようになった。
だがそんなある日、それは起こった。
顔の見えない人間が自分が人間ではなくなったということを告げたのだ。
それからいくつかごたごたはあったが、このときになってようやく夢の中の私はその気持ちを自覚したのだった。
それからは怒涛の日々が過ぎていった。
神族、魔族から追われる日々。夢の中の私もほぼ封じられる前のころの私に能力や霊力が追いつき、ついには中級神魔族までなら相手に出来るようになっていた。
このときの私の思いはとても豊かに深く大きかった。
共にいられることの喜び、背中を任せられることの出来る充実感、今もなお一つの存在として成長を続けることを見ることの出来る満足感、夜肌を重ねることのできる幸福感。
そういったものの全てが余すことなく私に伝わってくることで、私は未だに顔の分からぬ人間にすでに引き返すことの出来ないほどに愛してしまっていることを実感してしまっていた。
夢の中の私と顔の見えぬ人間との生活は瞬く間に過ぎていき、私はついにどうしてこのような夢を見るのか分かってしまった。
文珠・・・
そう呼ばれているものを知ったときは私も驚いたのだが、それによって起された現象はまさに奇跡のように光り輝いていた。
私はこの先起こるであろう可能性の一つの未来の私から、その想いと思い出を受け取っていたのだ。
残念ながら未来から託された想いと思い出はここで終了らしい。
しかし、私は嬉しかった。夢の存在に恋をしてしまっていたが、どうやらそれは無駄にならなくて良さそうだからだ。
それでも不安は出てくる。
あくまで今まで見てきたのは可能性の一つであって、絶対に起こる物ではないからだ。
でも大丈夫だろう。私は自分の感じている漠然とした予感めいた感覚を信じていた。
私は絶対にあの人間と会うことが出来る・・・・・・と。
夢は終わってしまったが、その夢に何度も思いを馳せていると不意に自分が封じられている岩に力を注ぎ込みはじめたのを感じてしまった。
私を封じている岩は特別製だ。急激に力を注ぎこんでしまえば搾り取るまでとめどなく力を吸い上げられてしまうからだ。
岩が吸い取っている力は夢を見始めるようになった頃に一度だけ感じた力だった。
何故そのようなことをするのかは分からなかったが、私は彼が力を吸い取られながらも今もなお流し込み続けていることに驚いていた。
既に私を封じている岩の封印を解くには十分な力が揃ったが、なぜか余分に余った力はその殆んどが私に流れてきていた。
しばらくすると今までで一番驚く現象が起こった。
力をほぼ全て注ぎ地に倒れてしまった人間の身体から力強く強大な、しかし感じた事のある球体が私の中に飛び込んできた。
そしてわたしはいつの間にか封印が解け、深深とする森の中で地に倒れた人間―――タダオ―――のすぐ枕元に立っていた。
「そっか・・・あれは私が最後にタダオの為に渡した私自身・・・ごめんタダオ。約束守れなかったみたいだね。でももう大丈夫だから」
そう呟いて神魔最高指導者との決戦前と同じ姿をした絶世の美女―――金毛白面九尾狐のタマモは力を出し尽くして眠っているタダオに膝枕をして、彼が目を覚ますのを待つことにした。
「ん・・・」
そう言って鏡耶が目を覚ましたのはタマモが膝枕を初めて十分ほど経ってからだった。
霊力は当然かもしれないが殆んど回復はしていなかったが、それでもどうやら起きれる程にはなったらしい。
「タダオ・・・目、覚めた?」
「なんか・・・懐かしい匂いがする・・・・・・」
ゆっくりと目を開ける鏡耶。その瞳はまだ焦点が合っていなかったが、徐々に自分の顔を覗き込んでいるのが会いたくてたまらなかった存在だと気付くと言った。
「ああ・・・タマモ。どうやら封印は解けたみたいだな・・・よかった・・・」
「ええ、ありがとう。タダオのおかげで復活できたわ。それに身体も前回みたいに学生ではなくて大人体型みたいだし」
そこでどうやら鏡耶はタマモが言っていることの違和感に気付いた。
「え?タダオって・・・それに前回みたいにって・・・・・・!?まさか・・・!!」
「何よ?信じたくないの?私はタダオの知っているタマモよ。ちゃんと最後の私が消える瞬間までの記憶もあるわ」
タマモがそのことを言うと鏡耶はすぐさま起き上がりタマモの肩を掴んだ。
「本当にあのタマモなのか!?嘘じゃないんだな・・・ああ、よかった!タマモ・・・俺は、俺は・・・・・・」
「ちょっとタダオ・・・痛いよ」
「ああ、悪い。興奮して力加減忘れいたみたいだ。でも・・・どうしてなんだ?」
「それはね・・・」
そうしてタマモは自分に起こった現象と先ほどまで自分が体験したことを鏡耶に伝えた。
鏡耶もどうせなら今までのことを伝えるとして、あの最後の瞬間から今までの出来事を掻い摘んで話すことにした。
二人がお互いのことを話し終えたところで横島はタマモに質問をした。
「なぁ、そういえば何でそんなに成長しているんだ?」
「この姿?いいでしょ。これでいつでもタダオの相手が出来るからタダオも喜んでくれる?」
「本当か!?・・・あ、いや、そういうわけじゃなくてだな・・・たしかにしたいとも思っているが・・・」
「なに動揺してんのよ。まぁそれはあとでにしてこの身体のことだけど、タダオの中からあの世界の私の力が渡されたのが原因だと思うわ」
「俺の中の・・・?」
「ええ。力と一緒にそのことに関する知識もなぜかあるんだけど・・・。どうやらこの世界の抑止力の目を欺くためみたいね。ついでに私の能力アップにも繋がっているみたい」
「そうなのか、まぁそれならしょうがないよな・・・」
「それでね、タダオが全開の力を使用したいときは私と「同/期」する必要があるみたい」
「同期?なんでそうなるんだ?」
「私という存在はもうタダオの一部なのよ。と言っても使い魔とかそういうんじゃなくて・・・なんて言ったらいいのかな?
タダオに渡した私そのものが独立した一個の存在になったっていうかんじなのよ」
「でもそれだとやっぱり俺にとって都合のいいタマモになってしまうんじゃないのか?だって俺の一部なんだろ?」
「それはベースになっているのがこの世界の私だからだと思う。二つの意識がいい具合に交じり合った結果ね。それ以上は私にもさっぱりだわ」
「そっか・・・でもこうしてまた会えたんだタマモに」
「そうね。私もタダオ、貴方に会うことが出来た」
「今度こそずっと一緒よ」
「ああ、望むところだ」
そして二人は見つめ合い、同時に誓いという名の言霊を紡いだ。
「「死して尚二人は共に。そして永久に在り続けよう・・・・・・」」
その二人を空に浮かぶ満ちた月だけが優しい光と共に照らしていた。
そらから鏡耶が結界を解いたのは三時間が経ってからだったが、その間二人が何をしていたかを知っているのは
空に浮かぶ月のみだった。
「さて、もう行くか」
鏡耶は乱れた服を正しながらタマモに呼びかけた。
「ハァハァ・・・この時代では初めてなのに・・・加減なしでやるなんて・・・・・・この鬼畜」
息も絶え絶えにタマモは鏡耶を睨みつけながら文句を言ったが、頬と今尚大きく開かれたままの胸元が
上気している姿で言われても全く怖くなかった。むしろ色気のみが漂っていた。
「そんな状態で凄まれても逆効果だぞタマモ。いいからとっとと準備してくれ。冥那にお前のことを一応知らせておかないといけないからな」
「わかったわよ。すぐ支度するからもう少し待ってなさい。・・・冥那ってたしか六道家の現当主よね」
「そうだ。いろいろ助けてもらったからな。・・・あ、それと俺の呼び方だが、タダオはやめてくれ」
「そういえば今は君影鏡耶って名乗ってるんだっけ?わかったわ、鏡耶ね」
そして二人は鏡耶の文珠で一瞬にしてその場から姿を消した。
殺生石を囲って監視をしていた者達は突然結界が解かれたと思ったら今度は封印まで解けていて事態の展開についていけずにいた。
―――六道家
冥那は一言であらわすと嫉妬していた。
突然屋敷の前に現れた今自分が最も気にしている霊圧を感じるが、そのすぐ側に強力な妖気を纏った霊圧を感じると嬉しさで興奮してものが急速にさめていくのが実感できた。
しかしそのままで置くわけにもいかないので、すぐに二人を屋敷に入れるように人をやる。
そして今自分の前に座っているのだが鏡耶の隣に座る先ほどの霊圧を出していた者の姿を見ると、自然と両の拳を握り締めるのが冥那には分かった。
「・・・で、君影君。その隣にいるがもしかして〜」
「ああ、既に分かっていると思うが、金毛白面九尾狐の妖狐タマモだ」
「はじめまして。タマモです」
タマモは言葉少なく自己紹介をした。というのも冥那の抱えている感情を察したからだ。
ここでいろいろでしゃばってもいい結果にはならないと。
「やっぱりそうなのね〜。でも産まれたばかりなのにそこまでの霊圧なんて、ちょっと危険すぎないかしら〜」
そう、タマモの霊力はとてつもなく高かった。
今はタマモ自体が隠行の術で霊圧を隠しているが、その霊力は既に五千マイトを超えていた。
そして今尚その霊力は増え続けている。さすがにそろそろ隠行の術でも限界になったタマモは鏡耶に念話を送った。
それを受け取った鏡耶は既に準備していたのだろう、九つの封具の腕輪をタマモに渡した。
それに興味を覚えた冥那は鏡耶にすぐにそれがなんなのか尋ねることにした。
「君影君〜。今タマモちゃんに渡した腕輪は何なの〜?」
「これか?これは封具と呼んでいるが、一つ一つが霊力を抑える力を持っている。
これでタマモは全開で霊力を開放しても百数十マイトまでしか出せなくなったはずだ」
それを聞いた冥那は驚いた。
「もしかして自分で作ったの〜!?そういえば冥子にも気絶をしない腕輪を渡していたみたいだけど〜
・・・本当に君影君には驚かされっぱなしね〜」
「これも特技の一つだと思ってくれ。それで俺が来た目的は分かっていると思うが」
「大丈夫よ〜。既にGS協会には伝えてあるわ〜」
「そうか、さすが冥那だな。だがもし何かあれば俺は容赦をしないからそのつもりでな。」
霊力こそ出さなかったが、鏡耶はあの地獄で磨き上げた誰もが凍りつく殺気をほんの少し溢した。
その殺気はその場にいる者達を呼吸困難に追いやり、耐え切れなくなったメイドの何人かはその場で気絶したり失禁する者までいた。
「鏡耶やりすぎよ。それに私がただの人間如きに遅れをとると思っているの?」
タマモの一言で鏡耶は殺気を収めたが、殺気が無くなり安心した者達は何人もその場で倒れてしまっていた。
「すまなかったな。だが例え冥那でも俺は容赦をするつもりは無いからな・・・」
そして鏡耶はタマモを連れて六道の屋敷から去っていった。
「君影君〜・・・・・・貴方は一体何をするつもりなの〜・・・・・・・・・」
ただ一人気絶することの無かった冥那は、それでも遅れてやって来た恐怖に身を震わせながらも悲しく言葉を溢した。
屋敷を出た鏡耶はタマモに言った。
「タマモは俺が何をしたいかは知ってると思うが、本当にいいと思うか?」
「私以外の女を助けるっていうのがちょっとムカつくけどね。ま、いいんじゃない?
確かに私もあんな未来にはしたくないから。私は全力で鏡耶の力になるわ」
「ありがとう・・・」
なんでもないように自分の悩みを一蹴してしまうタマモに鏡耶はやっぱりタマモだな。
と思いながらも今はそんなタマモに救われる自分がいることをはっきりと鏡耶は認識していた。
「ところでさ、何この封具って・・・十マイト程度しか出ないんだけど?」
「ああ、今はそれくらいだろうけどすぐにさっき言ったくらいになるさ」
「そうなの?確かに今は殆んど霊力が空っぽいけど」
「俺にはわかるんだよ。おそらく俺も今の数から十個ほどに封具を増やさないとダメだろうな」
「あ、そういえば心眼が鏡耶にはあったわね」
「そういうことだ。おそらくだが俺が十万程度、タマモが七万程度で霊力は落ち着くはずだ。
それ以上は「本」から力を引き出す術が分からないと多分無理だろうな」
「ってたったそれだけなの?そんなんじゃ究極の魔体だっけ、あれの半分もないじゃないの?」
「だから、早くなんとかして「本」に封じられた力を手に入れないとダメなんだ」
「そっか・・・厄介な物ね。ところでさ、その髪と目はどうしたのよ。そのことはまだ聞いてないわよ」
「これか?俺も不思議なんだがあの最後のとき、タマモから霊基構造を受け継いだらこうなったとしか言えないんだがな」
「ふーん。でも綺麗な色だし、いいんじゃない?外見が違うのはこの世界にいるはずのタダオと区別できていいし」
「結構最初はショックだったんだぞ?髪の毛も切っても何故かこの長さにすぐになっちまうし・・・」
「上位エーテル体だっけ?それの影響じゃない?」
それから二人は鏡耶が貰った自宅兼事務所に着くまでなんでもない話をしながら歩いていった。・・・・・・・・・はずだった。
もう少しで自宅兼事務所に着くというところで鏡耶に一本の電話がかかってくる。
鏡耶は何だと思いながらも携帯を懐から出して電話にでる。
ピッ
「お待たせしました。君影です」
タマモは電話で誰かと話す鏡耶を見ながら考えていた。
鏡耶は言っていた。この世界は無数にある本の一つだと。それを教えてくれた少女がいたって。
でも本当にその少女以外にいなかったのだろうか?・・・もし他にいたとしたら・・・力を抑えているとはいえ私達ははっきり言って異分子でしかない。
その異分子に対して世界は本当に何もしないのだろうか?鏡耶はばれないようにするための処置が力の大半を封じることだといっていたし、確かに私もベースがこの世界のタマモなのだからすぐにはばれないだろう。
でも、もしばれたときは・・・?すでに歴史の一部分が変わってきているは絶対だ。でもこの胸騒ぎはなんなんだろう・・・
「・・・、・・・モ。タマモ、ボーっとしてるが大丈夫か?」
電話が終わったのだろう。鏡耶が心配そうにタマモの目を覗き込む。
急に目の前に現れた鏡耶に顔を赤くしながらもタマモは平気だと伝えた。
「平気ならいいんだが。・・・たった今仕事が入ったんだが、タマモはいくか?」
「さっきの電話ね?当然行くわ。それに鏡耶は私の保護者なんだから連れて行かないと色々言われるでしょ?」
「それもそうだな。文珠で飛ぶから俺に掴まれ」
そう言って鏡耶は自分にしがみつくタマモを抱きしめながら文珠を生成、発動させる。
「どこなの?」
タマモはまだ場所を聞いていないことに気付き鏡耶に聞く。
「仕事内容は獣退治・・・・・・場所は・・・・・・・・・イギリスのウェールズだ」
そして二人は彼らの尖兵と邂逅する・・・・・・
大切な者がいない世界にはどんな色の花が咲くのだろうか・・・・・・
つづく
第014話へ
第016話へ
あとがきのようなもの
Mirrorです。ついに、ようやく、やっと出来ました。
待っててくれた人ありがとうございます。
今回はタマモ復活。んで、説明ばっかりで内容なし。時間経過もおよそ六時間くらい?です。
なんかスラム○ンクの残り五秒の世界になりつつあります。
なるべく文章は20Kbyte前後にしたいのですが、そこまで中身を濃くしたりボリュームをつけることが
困難なことに最近気付いてきました。
誰か・・・Mirrorに愛の手を・・・
さて次回ですが、あやつが出て来ます。
うーん、知っている人を満足できるかどうかがキーポイントの一つですね。
鏡耶君とタマモの力は強すぎかもしれませんが、ただ力任せに解決されてばいいってもんじゃないので普段は封具で力を隠しています。
鏡耶君がおよそ封具十個で95マイト。タマモが封具九個で135マイトです。
鏡耶君のほうが小さいのはまぁ一応周りに対する牽制っていうのがあります。
ですが、外伝で大竜姫が言った通りに強さとは単純な霊力の大小ではないのであしからずです。
いろいろ意見とかあると思いますが、全てはMirrorの誇大妄想なので広い心で許してやってください。
それでは今回はこのへんで・・・ここまで読んでくださいました読者様、ありがとうございました。
また次のあとがきのようなもので・・・
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